きょうも大気の状態が非常に不安定になっている。台風10号は、来週火曜日に非常に強い勢力に発達し、あまり勢力を弱めないまま、西日本から東日本にかけて接近、大荒れの天気になるおそれがある。きょうも各地で、突然の雨や雷。宇都宮市では、午後5時半までの1時間に、98．5ミリの猛烈な雨が降った。市内では道路が冠水した。大気の不安定な状態は、今夜遅くにかけて続く見込み。低い土地の浸水や急な川の増水などに警戒が必要。
東京・調布で開かれた、よさこい踊りのイベント。日中、暑さのため、屋外での踊りは中止したが、夕方、気温が下がり、踊りを再開した。主催者側が気にしていたのが、天気の急変。対策として、雷が鳴ればすぐに中止。雨が強まった場合は、参加者や訪れた人たちに屋内に避難してもらうことにしていた。担当者は、実施時期も合わせて検討していったほうがいいのかなと、などとコメントしていた。
小笠原近海を北上している強い台風10号。来週火曜日に非常に強い勢力まで発達し、あまり勢力を弱めないまま、西日本から東日本にかけて接近する見込み。進路予想にはまだ幅があるが、西日本から東日本では来週火曜日や水曜日、北日本でも来週水曜日や木曜日に、大荒れの天気となる可能性がある。台風が発達を続ける背景の1つと考えられているのが、海面水温の高さ。特に西日本の南では30度以上と、平年に比べ1度から2度ほど高くなっている。この海域を台風10号は進むと予想されている。台風のメカニズムに詳しい専門家によると、海面水温に加え、上空の風向きなども、台風の発達を妨げない状況になっているという。台風の接近に伴い、東海道新幹線や山陽新幹線、上越新幹線など、各新幹線で、計画運休などの可能性が発表されている。今回は台風が近づく前から大雨のおそれがある。NHKニュース防災アプリの告知。