渋沢栄一が唱えた「蟹穴主義」とはどんな教えかという問題を出題した。選択肢は、青:次々チャレンジ、赤:身の丈をわきまえる、緑:MC酒くさくてゴメン。渋沢栄一は500あまりの会社の設立や経営に関わり、91歳で亡くなった。33歳のとき、役人から実業家に転身した。大蔵省で井上馨と一緒に働いていたが、政府の方針と考え方が合わず、2人はほぼ同時に辞めている。政府に復帰した井上は、明治34年、渋沢に大蔵大臣への就任を依頼。渋沢は『論語と算盤』で「固く辞してしまった」と書いた。このときの考えを説明するのに、蟹穴主義という言葉を使っている。カニは自分の体の大きさに合わせて穴を掘ると言われる。正解は「身の丈をわきまえる」。