「現金」の落とし物は去年228億円を越え過去最高額となり、このうち約32億5000万円が拾得者のものになっている。高額になった要因について警察庁はキャッシュレス決済の普及によって現金を使用する機会が減り、財布の中に現金が残ったままである事などを上げている。落とし物は警察署で3ヶ月間保管され持ち主が判明しなかった場合、拾った人が受け取る事が出来る。受け取らなかった場合は所有権が都道府県に移り売却されるか廃棄されるという。去年は動物の届け出が2万5000匹以上もあり、犬が1万2722匹・猫が4382匹などとなっている。沖縄で落とされたのは体重20kg超えのカメで、警察官が保護し24時間態勢で見守り、その後は持ち主が見つかったという。拾われた動物は一定期間、警察署で飼育され新たな引き取り手た愛護団体に引き渡す他、自然に戻す事もある。警察庁は「警察業務への影響は少なくない」として、「持ち主の管理を徹底して欲しい」と呼びかけている。