2日、東京・秋葉原駅の都知事選挙の演説会場の数メートルの高さにカメラが設置されていた。異常行動検知システムと呼ばれる仕組みで、聴衆の中から拳銃を取り出そうとする行動や、落ち着きのない不審な行動があった場合、AIが検知する。警視庁は今回の選挙の街頭演説で複数回、運用したという。都内の選挙活動の警備に導入されるのは初めて。2年前の安倍元総理銃撃事件を受けて警察庁がまとめた検証報告書で必要性が指摘され、配備された。都知事選ではこのほか、去年の岸田総理銃撃事件の際に不十分とされた手荷物検査や金属探知機の使用なども一部の陣営で徹底された。