マイナンバーカードと運転免許証を一体化させるマイナ免許証の運用が、来年3月から始まる見通しとなった。マイナンバーカードのICチップに、運転免許証の番号、有効期限、顔写真など運転免許証の情報を記録する手続きをすると、マイナンバーカードをマイナ免許証として利用できるようになる。マイナ免許証を取得するかどうかは選ぶことができる。今持っている従来の免許証が使えなくなるわけではない。従来の免許証をそのまま持つか、手続きをして、マイナ免許証にするか。さらに、海外で運転する際に、この従来の免許証が必要になるケースがあることから、マイナ免許証と従来の免許証の2枚を持つこともできる。また、マイナ免許証は、マイナンバーカードがそのまま免許証になるため、有効期限などは印字されない。警察庁は、有効期限を確認できる専用の読み取りアプリを開発しているほか、従来どおりはがきでも知らせるという。また取得や更新の際の手数料も見直される。警察庁はマイナ免許証の運用のしかたなどについて、今後、周知をしていきたいとしている。