東京の下町、日暮里駅の観光案内所に次々と外国人の姿が。外国人が訪れる日暮里繊維街は大正初期に誕生した繊維織物の問屋街。今も1kmにわたり90店以上が連なる日本屈指の繊維の街だ。成田空港から最短36分、駅を挟んだ谷中銀座では下町風情を感じられる散策も同時に楽しめるとあって外国人客が急増。メイド・イン・ジャパンの和柄生地は「憧れ」だ。和柄の生地は今、ミャンマー人に大人気。ミャンマーでは和柄の生地を使い「ロンジー」というスカート風の伝統衣装を作ることがブームだという。客の3割が外国人の裁縫道具の店「やまよ1号店」は糸だけで1000種類、ボタンが1200種類。繊維街の中でも最大級の店「トマト 本館」は生地だけで数万種類。3種20m分の生地を買ったのは自身が作ったブランドのデザイナー兼モデル・シャーロットさん。プロにとっても日暮里の生地は魅力的だという。トランプ関税を心配して日暮里にやってきたという。