新春恒例の初競りが全国各地で行われた。一番マグロを釣り上げたのは大間のベテラン漁師・竹内正弘さん。競り落としたのは水産仲卸のやま幸とONODERA GROUP。2億700万円で落札。大間産のクロマグロは14年連続で一番マグロに選ばれた。一筋縄ではないマグロ漁。竹内正弘さんは「獲れる時と全然獲れない時もある。狙って獲れるものじゃない」と話す。マグロ漁に密着。船に乗せてくれたのは2013年に1億5000万円の一番マグロを釣った竹内大輔船長。先月31日午前2時前に船が出港。港から約11km以上離れた沖でエサを仕掛けるところから始まる。91匹のサバを約5kmにわたり仕掛けていく。出港から5時間、マグロとの勝負の時が訪れた。仕掛けを半分ほど引き上げるもマグロの姿はなかった。7時間の真剣勝負、マグロは現れなかった。1月3日、密着2度目の船出。一番マグロはラストチャンス。他の船より先に良いポイントを見極めるため、元々の予定を4時間前倒ししての出港だった。3時間後、思わぬ事態が。乗組員の家族から「子どもが急病のため救急車で搬送された」と連絡が入った。乗組員の心情を考慮し漁の中止を決定。漁の難しさを目の当たりにすることになった。一方、大間の漁港には漁船が続々。その中には竹内正弘さんの姿も。竹内正弘さんは「本当に夢みたい。揚がったときはこれは勝負になるいい魚だなと思った」と話した。大間漁協から初競りに出荷されたクロマグロは127本で過去最多。クロマグロは今年漁獲枠が1.5倍に増えることもあり、価格の安定も期待されている。
住所: 東京都江東区豊洲6
URL: http://www.shijou.metro.tokyo.jp/toyosu/
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