愛知・豊田市にある妙楽寺。約4haの敷地に2万5000基以上の墓石がひな壇の形に並ぶ。妙楽寺は、墓仕舞いなどで行き場を失った墓石を受け入れて供養している。いわば墓石のお墓。中には観音像やお稲荷、石像や寺標まで並ぶ。東京都が先月公表したアンケートでは、自分や家族の墓がある都民のうち、7割以上が墓仕舞いを既に予定していたり、今後考える可能性があるなどと解答。また厚生労働省によると、墓仕舞いなどで遺骨を移す改葬は2024年度に過去最多になった。妙楽寺が墓石を引き取るようになったのは40年前のこと。当初は月に5・6基来ていた墓石だが、口コミが広がり現在年に数百基が届くようになったという。墓石を預ける永代供養料は、通常サイズなら2万円前後。お墓を使う権利を返還する墓仕舞い。通常は遺骨を永代供養墓に移し、撤去した墓石は業者が産業廃棄物として処理する。
