JA山形中央会・折原敬一会長らが県庁を訪れ、吉村知事に緊急要請書を手渡した。山形地方気象台によると県内各地では先月、平均気温が平年比3~4度ほど高く、降水量が平年の1~16%にとどまっている。山形県によると県内ではこうした影響で稲が枯れたり、もも・りんごなどが十分な大きなまで育たず、家畜の牛・豚などが死ぬ被害も出ているということだ。JAの要請書では生産現場で揚水機の設置や直射日光を遮る資材導入など緊急対策を行っているとした上で、県に対し、被害の軽減・拡大防止に向け、高温に強い品種開発・井戸掘削など恒久的な対策も含め、支援や対策を講じることを求めた。