今回、訪ねたのは大阪・貝塚市。江戸時代、寺を中心に商家が集まって発展した貝塚市では、当時の貴重な民家を保存しようと市を上げて取り組んでいる。「旧 吉村家住宅」では去年、古民家暮らしを味わってほしいと民泊を始めた。先月からは、オーナーの寺西チエコさん自慢の着物から好きなものを選んで着付け体験ができるサービスも始めたという。中には、チエコさんが夫とのデートで着用した思い入れのある一着も。「廣海家住宅」では、天井の高さを活かしてプロ音楽家による演奏会が行われている。保存のために買い取って生かす動きもある。地元出身の小司和代さんは築約100年の古民家を買い取り、雑貨店を始めた。蔵に残っていたものも販売しいてる。中には、無料にしているものもあるという。