米国の経済指標・PMIについて。糸島さんは「PMIは景気指標として即効性が高く、広く利用されている。先進国、新興国までカバー。個別の企業の景況感を見る上では、アンケートなので癖があるため注意が必要」、「ベージュブックから見ても景気判断は下り気味とみているため、ISMに分があるのでは。そういった意味で先行して発表される7月のPMIに注目したい」。森田さんは「ユーロ圏というのは例えば製造業PMIの動きで見ると日本、米国あるいは中国等と比べても回復ペースがかなり鈍いと思っている。それも踏まえて考えるとすでに6月にユーロ圏ECBというのは利下げに着手しているが年内加えて次は9月さらには12月の利下げの可能性を十分メインシナリオと思っているがそういう筋になってくるかというのは注目しておきたい。米国についてもとりわけ今、雇用関連の指標の鈍さが見えておりそういう意味では雇用吸収能力が高いサービス業が鈍くなってくるかどうかというのもPMIを見ていく上での一つの注目点かと思っている」などと話した。