石破内閣の閣僚の顔ぶれについて。初入閣が13人、再入閣が4人、再任が2人となっている。所属する派閥や出身の旧派閥ごとにみると、麻生派・旧茂木派・旧二階派がそれぞれ2人。旧岸田派・旧森山派がそれぞれ1人。旧安倍派からの起用はなかった。無派閥の議員は10人と最多となった。今回の総裁選で石破氏の推薦人となった人が閣僚19人のうち6人。内閣の顔ぶれは総裁選の論功行賞ではないかとの指摘について瀧川氏は「石破さんと近い議員が多い印象。推薦人にも名を連ねているが、平デジタル担当大臣、赤澤経済再生担当大臣は旧石破派のメンバーだった。また総裁選の決選投票で逆転勝利に力添えした有力議員への配慮も感じられる。総裁選で4位につけた林官房長官をそのまま起用。旧岸田派は総裁選の決選投票で石破さんを支援したと見られているので、岸田さんへの配慮もあるとみられる」などと話した。
挙党態勢の構築について瀧川氏は「盤石とは言えないのが現状。一連の人事では総裁選で争った高市さんや小林さんに党のポストを打診したが、受けてもらえなかった。総裁選で争った8人のうち、党役員・閣僚に起用されたのは小泉選挙対策委員長・加藤財務相・林官房長官の3人にとどまっていて、起用されなかった議員からは不満の声も聞かれる。石破さんは党内の基盤が強いとはいえないだけに、当面はバランスに気を配りながらの政権運営を余儀なくされそう」などと話した。
挙党態勢の構築について瀧川氏は「盤石とは言えないのが現状。一連の人事では総裁選で争った高市さんや小林さんに党のポストを打診したが、受けてもらえなかった。総裁選で争った8人のうち、党役員・閣僚に起用されたのは小泉選挙対策委員長・加藤財務相・林官房長官の3人にとどまっていて、起用されなかった議員からは不満の声も聞かれる。石破さんは党内の基盤が強いとはいえないだけに、当面はバランスに気を配りながらの政権運営を余儀なくされそう」などと話した。