トランプ大統領が先月打ち出した相互関税などについて、アメリカの国際貿易裁判所は差し止めを命じた。こうした中、きょう夕方、赤澤大臣は閣僚交渉に臨むため、ワシントンへ出発。石破総理大臣はこの後、トランプ大統領と電話会談を行う方向で調整している。米中小企業や州などが訴えていたもので、差止命令では自動車や鉄鋼・アルミへの関税措置は対象外。法律では「大統領が緊急事態を宣言すれば輸入・輸出に規制できる」と定められているが、今回の関税措置は「大統領権限を超えている」とされた。政権には、10日以内に対象措置を停止するための行政命令を出すよう命じた。政権側は上訴。日米交渉は現地時間30日に行われる。