大阪・関西万博で今月19日に行われるアメリカのナショナルデーに合わせて、ベッセント財務長官が来日するという。ある政府関係者は、このタイミングに合わせ赤沢経済再生担当大臣とベッセント長官の関税協議を行う方向に向けて調整していると話している。食品を輸出する企業の展示会で、アメリカが来月1日から日本からの輸出品の関税を25%に引き上げることについて参加者からは、「来年の輸出に関して不透明感が出てるのは実情」「アメリカへ売りたくても高ければ売れないので様子見」などといった声が聞かれた。日本政府は、相互関税や自動車関税など引き下げを目指しつつ、停滞する交渉の打開を図りたい考え。