ふるさと納税は好きな自治体に寄付をして、返礼品を受け取る仕組み。寄付した額とほぼ同じ額が、自分が住む自治体に納めるべき額から控除される。住民税“流出額”上位の自治体は横浜市や名古屋市、大阪市など、都市部の自治体が数多く並んでいる（総務省・今年度課税における住民税控除額）。都市部では体験型の返礼品を揃え、横浜市の「相鉄星川駅の駅長のお仕事体験ツアー」、川崎市の「走る2階建てレストランバスでリッチな川崎工場夜景周遊鑑賞ツアー貸切プラン」などがある。都心のある自治体の担当者は「税収が減り続けるのは看過できない。知恵を絞って“都市型ふるさと納税”の可能性に挑戦していきたい」などと話をしていた。