自然物を媒体に小さな電気を集めて使う技術、超小集電を研究している中川さん。集電の実験をすると取り出したのはパン。市販のパンに棒をさしこむと電気がついた。さらにワインでも電気がついた。地球上のあらゆるものから電気が取り出せると発見した中川さん。食べ物以外にも消臭ビーズなどの人工物からでも電力を生み出せるそうで、その数3000種類以上。災害時に停電した時に、人々の不安を取り除ける光をともしたいと研究を続けたそう。さらに小さな電気を大きな電気にするために見つけたのが土。今年1月には中身が土の新たな集電装置を開発。この装置でスマホの充電も可能で、5年前と比べ1000倍もの電気を集められるようになったそう。2日間の発電でスマホのフル充電が可能だという。電極棒のメンテナンスさえすれば、何年も継続的に使えるそう。