新潟・長岡市の栃堀地区で裸押し合い大祭りに参加したり運営を支える若者は年々減り続けている。建設業を営む佐藤賀也さんは、高校2年生から祭りに参加し、現在は47歳。自分が初めて祭りにした時と同じ年齢になった息子に、祭りに出ないか声をかけ、自分からやりたいと言ってくれるのを待っている。佐藤さんとともに長年祭りを支えてきた区長の武士俣幸村さんは、若い世代に関心を持ってもらいたいと、伝統のわらじ作りの講習会を開いてきた。裸押し合い大祭りは地元の人に限らず誰でも参加できる。当日、当初出るつもりのなかったが、友達と共に地域を盛り上げるために参加を決めた。佐藤賀也さんは、やっと引退できそうだと話した。