スーパーでのコメ平均価格が17週連続で最高値を更新した。3回入札が行われた備蓄米は31万tにも上るが、未だ消費者には行き渡っていない。約20万tの備蓄米を落札したJA全農によると、販売先との契約はすべて終わっているが、約7割が倉庫で出荷を待っている状態とのこと。卸売業者によると精米や袋詰などが必要となるため、小売店に販売するまで時間がかかるという。また今回から卸売業者同士の備蓄米の売買も可能となり、流通量が増えると予想されている。一方、相模原市にある日本フードエコロジーセンターには1日3tもの廃棄米が集まっていて、コメ不足の現在でも捨てられる米の量に大きな変化はないとのこと。そこで毎日届く食品の廃棄ロス約40tの廃棄量をすべて分類してデータ化することで見える化し、企業にフィードバックすることでロス削減への取り組みを後押ししているとのこと。