王毅外相との会談冒頭、上川大臣は深センの日本人学校で男子児童が刺殺された事件に関し、在留する日本人の安全を確保するための具体的措置や、容疑者への厳正な処罰などを中国側に求めた。これに対し、王外相は「われわれも目にしたくない偶発的な個別事案だ」と説明し、法律に基づいて対処する方針を示したという。また、会談では、日中両政府が合意した日本産水産物の輸入再開の方針についても協議した。上川大臣はアメリカのブリンケン国務長官、韓国の趙兌烈外相と会談し、北朝鮮問題を含む多くの課題に対処する上で3カ国が戦略的に協力していく方針を確認した。