中国では先進国などへ移住する「潤」が増加している。「潤」が増加したきっかけとなったのが2022年の上海ロックダウン。上海では約2ヶ月間、都市全体でロックダウンが実施された。それ以降、政治体制への不安や米中対立の激化などから海外に移住する人が増えたという。日本に住む中国人の数は去年過去最多となる約82万人となった。移住先として日本を選ぶ理由として、中国から近いこと、円安により物価が安いこと、社会保障や医療体制が整っていることなどがあるという。「潤」で来日する中国人は30~50代で中流以上の富裕層、家族連れで来ることが多いという。ただ、来日時の年齢が高いため、あまり日本語は上達せず日本で生活するために中国人のネットワークを築いているという。