家族や親族が亡くなった際に自治体の窓口で行う行政手続きは、保険や年金、福祉サービスなど最大で50種類に及ぶうえに故人の状況によって必要なものが異なり、これまで足立区では5つほどの担当課を回らなければならなかった。こうした負担を減らそうと、今月から1つの窓口で相談と手続きの大半を済ませられる“おくやみ相談窓口”を開設した。窓口では相談員が各担当課の情報をまとめて説明するだけではなく、国民健康保険、後期高齢者医療制度、介護保険に関する手続きはその場で行うこともでき、手続きにかかる時間も半分ほどに短縮されるという。窓口は足立区役所本庁南館1階にあり、電話、インターネットでの事前予約が必要。