視聴者の声として「国連は何の力もないと思い知らされた」などと紹介され、国連の機能不全を嘆く声も多いという。東さんは、ロシアのウクライナ侵攻のあとに国連の紛争解決に向けた能力が落ちているのは間違いないとした上で、まずはどう停戦を実現するかだが、パレスチナ側は停戦をして恒久的な停戦にイスラエルが応じれば人質は解放。その代わりにイスラエルもガザから撤退するよう言っている。イスラエルはそれを難しいと言っているが、どこかの段階でガザからもイスラエル軍は撤退することを受け入れざるを得ない時がくるなどと述べた。ただいきなりもしイスラエルが受け入れることが難しければ、恒久的なことを前提として暫定的な停戦をして人質交換するなどの交渉がこれから行われて、どこかでそれを実現させるように世界全体でイスラエル側パレスチナ側両方に働きかけて、人道的な破綻を一刻も早く食い止めることが極めて重要だとした。森さんは、まずは停戦を恒久化して冷却期間を設けて、双方でずたずたになった信頼関係を構築することを考え、現在地から双方がどの程度譲歩できるかビジネス商談のような形で実務的な交渉をする。その背後で多国間の枠組みを作りバックアップするべきなどと述べた。日本はどう向き合うべきかについて、東さんは長期的には二国家解決に向けてイスラエルとパレスチナの実務的な話し合いを始めるその走り程度は日本もできるとし、日本が周辺の国々とも協議する場を作ってみんなであの地に平和を築いていく働きかけをやる気になればできると思っているという。
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URL: http://www.atomi.ac.jp/
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