- 出演者
- 小林千恵
オープニング映像。
ゲストのこがけんさんに質問。『雨の思い出は?』に「田舎の学生のあるあるですが、自転車通学で帰りに敢えて濡れて帰る。青春です」と答えた。きょうは水害を中心に災害から命と暮らしを守るためのNHKの取り組みについて伝える。
去年は5月から10月にかけて広い範囲で大雨が相次いだ。激甚災害に指定された地域も沖縄から北海道まで24道府県の市町村にのぼる。いつ起こるかわからない大雨にどう備えてどう情報を得るのか、NHKの取り組みを通して考える。
こがけんさんは、福岡・久留米市にある実家のお店には3年前の大雨で浸水して泥が入ってきてしまった、と話し「他人事じゃない」などと言った。跡見学園女子大学・鍵屋教授は「気候変動の影響で世界中で大変な事が起きている。1980年ごろと比較すると、災害を起こすレベルの雨が降る頻度は約2倍に増加している」と話した。海水温が高くなり、線状降水帯の発生がふえているという。NHKの各地域放送局では大雨に備える情報の発信をしている。
防災に力を入れている和歌山局では夕方のニュース番組「ギュギュっと和歌山」の水曜日の防災コーナーで南海トラフ地震などのほか大雨や台風への備えについても放送している。家庭用ゴミ袋に水を入れた水のうで住宅の浸水被害を防ぐ方法など、実用的な情報や専門家による解説、地域の取り組みなど、様々な角度から防災について伝えている。福岡局では7年前の九州北部豪雨で大きな被害を受けた九州・沖縄地方向けの防災特番を福岡・朝倉市で公開収録した。令和2年7月豪雨では球磨川流域で50人がなくなり6000棟に被害が出た。上流にある南稜高校では土木を学ぶ生徒らが大学の研究者と減災のための実験を行っている。地面を掘り下げてくぼみに雨水を一時的に貯める『雨庭』は、降った雨を一気に下水道に流さず大地に染み込ませる仕組み。秋田局では去年7月に7000棟を超える住宅に被害が出た大雨を忘れずこれからに備える番組を公開生収録した。時系列に沿って被害が出た理由を振り返り、『避難指示』が出ないままに河川が氾濫したことが分かり、情報を自ら得ることの重要さを伝えた。
水害は同じ場所で繰り返されるので過去の災害を情報を共有することが次の避難につながるという。東京のニュースセンターでは記者の研修が行われる。リアルタイム解説で避難につながると過去の放送映像を流して伝える。リアルタイム解説のノウハウを研修で学ぶ。リアルタイム解説のためには地域を訪ね歩くことが欠かせない。地形などを見て聞いてリアルタイム解説に活かす。
災害を減らすためのハザードマップは自治体などが作成するがNHKのホームページなどからみることができる。今日はアプリからみる方法を伝える。「NHKニュース防災」アプリをダウンロードし、画面下の「マップ」をタップをし見たい場所を見るなどと使い方を説明。
アナウンサーの防災教室について伝える。昨年度は全国の中学などで開かれた。今回、愛知県豊橋市では外国人向けの教室が開かれた。愛知県には30万人ほどの外国人が住んでいて今回は30人ほどが参加。日本語で教室は行われる。土砂災害など災害時に使われる日本語について説明した。
”ドラマ”で伝える災害への備え。富田望生がヒロイン役で防災のポイントを30秒にまとめた動画を紹介。ドラマ風だと楽しいし、恋の行方も気になるとドラマの感想を伝える。ドラマにでてきたトイレの備えについてメンバーらはトーク。備蓄で一番大事なのはトイレだと思うなどとトイレの備えは1週間分必要だと説明した。
きょうは危ないと思った時に逃げられる背中を押してくれる番組だったなどと番組に感想を伝えてエンディング。