第171回芥川賞と直木賞の候補作にはそれぞれ5人の作品が選ばれた。芥川賞の候補作は朝比奈秋さんの「サンショウウオの四十九日」、尾崎世界観さんの「転の声」、坂崎かおるさんの「海岸通り」、向坂くじらさんの「いなくなくならなくならないで」、松永K三蔵さんの「バリ山行」。尾崎さんは2回目、朝比奈さんら4人は初めて選ばれた。直木賞の候補作は青崎有吾さんの「地雷グリコ」、麻布競馬場さんの「令和元年の人生ゲーム」、一穂ミチさんの「ツミデミック」、岩井圭也さんの「われは熊楠」、柚木麻子さんの「あいにくあんたのためじゃない」。青崎さん、麻布競馬場さん、岩井さんは初めて、一穂さんは3回目、柚木さんは6回目の選出。選考会は来月17日に行われる。