兵庫県・斎藤知事は、知事選挙で再選後、初めての定例県議会で所信を表明し、「おごりや慢心があったのかもしれない。広く信頼関係を構築し、オール兵庫で未来の扉を開いていきたい」、パワハラの疑いなどで告発された問題について「県民への説明席韻を果たしていくことは極めて重要。文書問題特別委員会や第三者調査委員会の調査に誠実に対応していく。公益通報窓口の外部化や物品受領の厳格なルールづくりをできるだけ早期に行う。ハラスメントのない組織風土づくりに取り組む」と述べた。本会議後には、傍聴人らと握手する場面もあった。ことし9月、全会一致で不信任を議決した兵庫県議会は、再選した知事とどう向き合っていくのか。最大会派の自民党県連・黒川治幹事長は「敵ではない。政策を進めていくパートナート思っている」と語った。維新の会県議団はきょう会合を開き、日本維新の会・吉村代表から、議会の自主解散も選択肢として対応を求められていたことについて、ほかの会派の理解が得られないなどとして、自主解散は選択しないことを確認した。維新の会兵庫県議団・岸口実団長h「不信任案を出したことは間違いでないと思っている。再選した。しっかり向き合う必要がある」、立憲民主党などで作るひょうご県民連合・上野英一幹事長は「選挙に勝ったことは事実だが、百条委員会も続いている。結果はどうなるか分からない。是々非々で向き合う」と述べた。県政運営に臨む斎藤知事は「知事側と県議会側が車の両輪として県政を前に進めていかなければならないう」と述べた。公職選挙法に違反しているのではないかとの指摘が出ている、知事選挙でのSNS運用について、兵庫県・斎藤知事が県の選挙管理委員会に提出した選挙運動の収支報告書がきょう公表された。PR会社に支払った金額の内訳については、チラシのデザイン制作が16万5000円、メインビジュアルの企画制作が11万円など計38万5000円と記載されている。知事の代理人弁護士は先週の記者会見で、PR会社に対し、消費税を含めて計71万5000円を支払ったと説明。このうち公約のスライド制作33万円分についての記載が、収支報告書にはなかった。記載のあった38万5000円の支払い先は、いずれもPR会社ではなく、さいとう元彦後援会となっていた。代理人弁護士は取材に対し「公約のスライド制作は政治活動に当たり、選挙運動には含まれないため除いた。問題はないと考えている」と説明し、支払い先が後援会になっていることについては「PR会社が後援会宛てに請求したため」としている。収支報告書について斎藤知事は「公職選挙法等に違反するものはないと認識している」と述べた。県議会では今週と来週、各会派の代表質問などが予定され、SNS運用を巡っても質疑が行われる見通し。
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