- 出演者
- 広内仁 斉田季実治 林田理沙 竹野大輝 吉岡真央 畠山衣美 矢崎智之
オープニング映像。
太平洋でのクロマグロの資源管理を話し合う国際会議が7月の北海道・釧路に続き、きょうまでフィジーで開かれた。日本の近海などでの大型のクロマグロの漁獲枠を、これまでの1.5倍に増やすことで合意したことが明らかになった。おすしで人気のマグロ。気になる価格はどうなるのか。クロマグロを扱う東京・中央区銀座のすし店で一番人気はマグロ。中でもクロマグロは、本マグロとも呼ばれ、最も高級とされている。これから年末の繁忙期でさらに注文が増えるという。今回の漁獲枠の拡大について、すし店・山田公平店長は「ビックリとうれしい」と語った。最高級の刺身にすしネタ。日本の食を代表してきたクロマグロ。今から半世紀以上前の1960年代、太平洋でのクロマグロの資源量は10万トン以上あった。その後、乱獲などで大きく減少。2010年には1万2000トン余まで落ち込む。このため国や地域ごとに漁獲枠を決めるなど、規制を強化。その結果、資源量は回復基調に。最新の2022年のデータでは、14万4000トンにまで増えている。きょうまで南太平洋のフィジーで開かれていた、太平洋クロマグロなどの資源管理を話し合う国際会議。日本の近海を含む中西部太平洋での大型のクロマグロの漁獲枠を、これまでの1.5倍に。小型のクロマグロも増やすことで合意。これによって、来年1月〜再来年3月までに日本が漁獲できるクロマグロは、大型で8421トン、小型で4407トンになる。会見で江藤農林水産大臣は「漁業者がルールを守って資源管理をして、資源回復に協力してもらったことに心から感謝したい」と語った。今回の増枠。気になるマグロの値段はどうなるのか。豊洲市場で仲卸を営む会社は、約60年にわたって、天然マグロを専門に取り扱っている。漁獲枠が増えることで、今後、クロマグロの相場が下がる可能性があると指摘。マグロ仲卸会社・鈴木勉代表取締役は「漁獲枠が増えて、市場に数が増えれば、選択肢が増える。数が多い方が相対的に仕入れがしやすい。価格も下がる。(消費者にとっては)安くいいものが提供できると期待している」と述べた。その一方で、気がかりな部分もあるという。鈴木代表取締役は「品質のいいものが多くとれるならありがたいが、品質の良くないものばかりが取れてしまうと魅力的にはならない。層が場下がっても自信をもって供給するものは安くできない可能性もある」と語った。今回、漁獲枠が増えることを受けて、水産庁は今後都道府県などへの割りふりを議論することにしていて、今月9日にも配分案が示される見通し。
兵庫県・斎藤知事は、知事選挙で再選後、初めての定例県議会で所信を表明し、「おごりや慢心があったのかもしれない。広く信頼関係を構築し、オール兵庫で未来の扉を開いていきたい」、パワハラの疑いなどで告発された問題について「県民への説明席韻を果たしていくことは極めて重要。文書問題特別委員会や第三者調査委員会の調査に誠実に対応していく。公益通報窓口の外部化や物品受領の厳格なルールづくりをできるだけ早期に行う。ハラスメントのない組織風土づくりに取り組む」と述べた。本会議後には、傍聴人らと握手する場面もあった。ことし9月、全会一致で不信任を議決した兵庫県議会は、再選した知事とどう向き合っていくのか。最大会派の自民党県連・黒川治幹事長は「敵ではない。政策を進めていくパートナート思っている」と語った。維新の会県議団はきょう会合を開き、日本維新の会・吉村代表から、議会の自主解散も選択肢として対応を求められていたことについて、ほかの会派の理解が得られないなどとして、自主解散は選択しないことを確認した。維新の会兵庫県議団・岸口実団長h「不信任案を出したことは間違いでないと思っている。再選した。しっかり向き合う必要がある」、立憲民主党などで作るひょうご県民連合・上野英一幹事長は「選挙に勝ったことは事実だが、百条委員会も続いている。結果はどうなるか分からない。是々非々で向き合う」と述べた。県政運営に臨む斎藤知事は「知事側と県議会側が車の両輪として県政を前に進めていかなければならないう」と述べた。公職選挙法に違反しているのではないかとの指摘が出ている、知事選挙でのSNS運用について、兵庫県・斎藤知事が県の選挙管理委員会に提出した選挙運動の収支報告書がきょう公表された。PR会社に支払った金額の内訳については、チラシのデザイン制作が16万5000円、メインビジュアルの企画制作が11万円など計38万5000円と記載されている。知事の代理人弁護士は先週の記者会見で、PR会社に対し、消費税を含めて計71万5000円を支払ったと説明。このうち公約のスライド制作33万円分についての記載が、収支報告書にはなかった。記載のあった38万5000円の支払い先は、いずれもPR会社ではなく、さいとう元彦後援会となっていた。代理人弁護士は取材に対し「公約のスライド制作は政治活動に当たり、選挙運動には含まれないため除いた。問題はないと考えている」と説明し、支払い先が後援会になっていることについては「PR会社が後援会宛てに請求したため」としている。収支報告書について斎藤知事は「公職選挙法等に違反するものはないと認識している」と述べた。県議会では今週と来週、各会派の代表質問などが予定され、SNS運用を巡っても質疑が行われる見通し。
国会の代表質問。きょうからは参議院でも論戦が始まった。衆参両院とも、野党側からは政治とカネの問題を巡って、追及が相次いだ。少数与党として迎えた国会で、石破総理大臣はどう答えていくのか。参議院では、国民民主党が与党と合意した「年収103万円の壁」の見直しを巡って論戦。立憲民主党は、年収130万円を超えると、保険料負担が生じることにも対応するよう求めた。立憲民主党・辻元代表代行は「“壁”と“崖”を合わせて解消すべき」とただし、石破総理は「“年収の壁支援強化パッケージ”の活用に取り組む。就業調整を行っている労働者が希望に応じて働くことができるよう制度的な対応を図ることも重要。丁寧に議論を進め、成案を得るべく努力していく」と述べた。自民党・松山参院幹事長は103万円の壁の見直しで、税収減が見込まれることについて「地方行政が停滞することがないよう、手を必ず打つことが求められている」とただし、石破総理は「地方の首調の心配は十分理解できる。丁寧に応えていきたい」と述べた。石破総理大臣は、政治資金収支報告書に不記載があり、来年の参議院選挙で改選を迎える議員への対応を問われると、「公認、非公認の判断について、衆議院選挙と違う対応を行うことは、現時点では考えていない」と述べた。午後には衆議院で代表質問の2日目。政治とカネの問題などで論戦が交わされた。立憲民主党・小川幹事長は、自民党の派閥の政治資金パーティーを巡る問題について「“裏金づくり”は、いつ、誰が始め、どのような経緯だったのか。真相解明がないことが最大にして根本的な問題。改めて徹底した再調査と国民への説明責任を果たすことを求める」とただし、石破総理大臣は「自民党でも可能なかぎりの調査を行い、結果を国民に説明してきた。政治資金規正法の再改正を含めた必要な法整備に尽力していく」と述べた。日本維新の会・前原共同代表は、旧文通費、現在の調査研究広報滞在費の見直しについて「前の通常国会での“改革をやり遂げる”というわが党と自民党との合意はまだ生きていると考えるか。今国会でやりきると明言してほしい」とただし、石破総理は「使途公開と残金返納を義務づける立法措置を講ずることについて文書で合意が交わされている。自民党総裁として合意を引き継いでいる。年内に必要な法整備が図られるよう誠心誠意尽力していく」と述べた。共産党・田村委員長は、企業団体献金について「“裏金”は、政治資金パーティーで企業から巨額のカネを集めて作られた。政治資金パーティーを抜け道とした企業団体献金も政党、政党支部への企業団体献金もきっぱりと禁止すること」とただし、石破総理は「収支報告書の内容を誰でも簡単に確認できるデータベースの構築に取り組む。これにより企業団体献金を含む政治資金の透明性が飛躍的に高まり、国民の判断に資することになる」と述べた。公明党・斉藤代表は防災対策を巡って「大規模災害に備え、避難所の環境の大幅改善が必要。体育館のエアコン設置は急がねばならない。省庁の縦割りではなく『災庁設置準備室が連携して横断的に着実に進めていくべき」とただし、石破総理は「新たに臨時特例交付金を創設し整備のペースを2倍に加速する。縦割りを排除し、避難所の環境改善をはじめとする防災対策を強力に進めていく」と述べた。れいわ新選組・山川国会対策委員長は「沖縄振興予算は、最低でも以前の水準の3000億円台に戻した上で上乗せする措置をとってほしい」とただし、石破総理は「必要な予算を確保し、経済効果を十分に県内に波及させ、実感してもらえるよう支援を継続していく」と述べた。論戦が交わされた政治改革を巡ってはきょう、自民党、公明党の幹事長らが会談した。年内に政治資金規正法の再改正を図るため、来週から始まる見通しの補正予算案の審議と並行して、必要な法案の審議を進めることで一致した。少数与党となり、自民党は野党の意見を聞きながらも、企業団体献金の禁止には引き続き慎重な立場。意見の隔たりを超えて、年内に政治改革を実現できるのか。議論が本格化することになる。
2日、米国・トランプ次期大統領は、日本製鉄による米国の大手鉄鋼メーカー・USスチールの買収計画について、全面的に反対すると自身のSNSに投稿した。投稿文には「買収者は注意せよ」と日本製鉄側への警告とも受け取れる文言も含まれていた。
日本製鉄は去年12月、USスチールを買収することで両社で合意したが、現地の鉄鋼業界の労働組合などが反対した。大統領選挙では、両陣営の選挙戦略の中で政治問題化。激戦州となっていた米国・ペンシルベニア州には、USスチールの本社やUSW(全米鉄鋼労働組合)の本部があり、労働者層の支持を得たい民主党、共和党の両陣営ともに買収に否定的な考えを示していた。米国・トランプ次期大統領は「買収を許してはならない。阻止するつもりだ」と述べていた。こうした中、日本製鉄はことし9月に、買収計画を審査する米国政府のCFIUS(対米外国投資委員会)に計画を再申請。委員会の審査の期限は今月下旬にも迫ると見られている。
今回のトランプ次期大統領の投稿を受けて、日本製鉄は「この買収はUSスチールを支え、成長させるとともに、米国の産業界とサプライチェーンの強じん化、そして国家安全保障を強化するものと考えている。会社として27億ドル以上の投資を行う予定であり、米国人の従業員が米国の顧客に最先端の鉄鋼製品を提供するために、世界トップクラスの技術を導入し、雇用を守ることを約束している」とするコメントを出した。経団連・十倉会長は「法的手続きにのっとってしっかりやっていることを見定めるべき」と語った。先月米国・ペンシルベニア州で、USスチールの従業員たちに話を聞いたが、投資に期待するなどとして、買収に肯定的な声も聞かれた。選挙戦を通じて、政治問題化した面もあるが、大統領選挙が終わった今、年内にもどういう判断が下されるのか、日米双方の関心が集まることになる。
12月に入って、街なかではイルミネーションが輝いて、クリスマスムード高まってきました。クリスマスにも、物価高の影響が出ている。ことしはケーキの値段や、プレゼントのおもちゃにかける予算が上がっていることが分かった。神奈川・川崎市の住宅街にあるケーキ店では、クリスマスを前に、悩みの種があるという。ケーキ店・芹田裕二オーナーシェフは「材料が高くなっているので(ケーキの値段を)上げざるを得ないかなと」と語った。値上げの理由は、原材料価格の高騰。ケーキ作りに欠かせないバターや卵の価格も約1割〜2割上昇。ラッピング用の包装紙なども値上がりし、ケーキの値段を上げざるをえないという。民間の調査会社(帝国データバンク資料)によると、クリスマスケーキの全国の平均価格はここ数年上がり続けている。
クリスマスに子どもたちが楽しみにしているおもちゃ。ことしはデジタル技術を活用した、いわゆるデジタルトイや昭和の時代にヒットしたおもちゃの最新版などが人気。物価高の影響はここにも。大手おもちゃメーカーの調査によると、クリスマスプレゼントの予算は、平均で8138円で、去年から420円上がった。一般社団法人日本玩具協会・前田道裕回著は「メーカーの努力として、ちょっと機能を加え、価値を高めたうえで若干価格を上げている」と語った。
おもちゃを修理してほしいという人たちが訪れる東京・新宿「おもちゃ病院」。7人のボランティアが毎週火曜日におもちゃを修理。例年、この時期はクリスマスに関連した修理の依頼が多い。修理の依頼は、年間約500件。最近は、物価高などの影響もあって、インターネットのフリマサイトなどで購入したおもちゃの修理の依頼が増えているという。70代の男性が持ち込んだのは、家族との思い出が詰まった人形。おもちゃ病院は、ボランティアグループが全国各地で開いているという。
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能登半島地震の発生から、来月1日で1年になる。きょう輪島塗の技術を伝える輪島漆芸技術研修所で8か月遅れの入学式が行われた。地震で被害を受けたが、日常を少しずつ取り戻そうとしている。日本文学研究者・ロバートキャンベルさんは、能登半島に足を運び続けている。これまでも東日本大震災の被災地などで、困難に直面した人たちがどのように立ち直っていくのかを記録してきた。キャンベルさんが能登半島で注目しているのは、地域で大切にされてきた伝統工芸品を作る人たちがどのように立ち直っていくのか。その過程に復興のヒントがあると考えている。これまで20人近くの作家などから話を聞いてきた。キャンベルさんは「あったものが壊れたことがどういうことなのか、日常、作品、表現をどういうふうに紡ぎだし向き合って、力にしていくかをいろんな角度から考察しようとしている」と語った。
日本文学研究者・ロバートキャンベルさんが訪ねたのは、漆芸家・清水康志さん。全国の漆芸家が実力を競う作品展で賞を獲得するなど活躍を続けてきた。しかし元日の地震で、15年以上住み慣れた工房を兼ねた自宅が大きな被害を受けた。作業をしていた部屋も、床が抜けるなど取り壊すしかない状態になった。断水が続く中、近くにある湧き水を頼りに生活を続けた清水さんは、地震の直後は作品作りのことを考えられなかったが、20年近く指導を受けてきた師匠からのことばで心境が変化。キャンベルはその師匠、人間国宝・小森邦衞さんに会いに行った。小森さんも被災していたが、清水さんを「前へ進まなきゃ意味がないだろ。今までやってきたことをなくしてしまうのか」と励ましたという。作品を作り続けることが清水さんにとって必要なことだと考えたという。地震直後の2人の関係に、キャンベルさんは困難な状況から立ち直るために必要なものを見いだした。キャンベルさんは「“共助”。日常的に尋ね合ったり、助け合ったりしていることが未来につながることじゃないかと思う」と語った。清水さんは、師匠に励まされたあと完成させた作品「水滴りて」を紹介。
日本文学研究者・ロバートキャンベルさんが今回の聞き取りで最後に訪れた珠洲焼作家・篠原敬は、地震、豪雨でたび重なる被害を受けたが、仲間と共に作品作りを再開した。助け合いながら1年を過ごしてきた人たち。この先、何が必要になるのか。篠原さんは「希望」ということばを強調した。キャンベルさんは「戻れない去年に代わる新しい生活。明日を迎えるのにどうすればいいかを知子錯誤している人たちがほとんど。輪島、珠洲のことを忘れずに見続ける、関わり続ける、語り続けることが大事」と語った。キャンベルさんは、今後まだものづくりを再開できていない人や輪島市や珠洲市以外の地域の方たちにも、話を聞きに行くことにしている。輪島塗について言及。
自動車や電機などの産業別労働組合で作る金属労協は、来年の春闘でベースアップ相当分として、月額1万2000円以上の賃上げを求める方針を決めた。現在の方式で要求を始めてから最も高い水準で、人材の確保や定着などがねらい。金属労協・金子晃浩課長は「今後、日本経済の好循環の安定、働く者、生活者にとっての安心感を恒常的に提供できるか否か、分岐点に立っている」と述べた。
防衛省によると、きょう午前8時ごろ、沖縄・与那国島の南約50キロの太平洋を、ロシア海軍の潜水艦と救難えい船の2隻が航行しているのを海上自衛隊が確認した。潜水艦は浮上したまま、与那国島と西表島の間の海域を北東へ進み、一時日本の接続水域に入ったあと、東シナ海に向けて航行した。ロシア軍の潜水艦がこの海域を航行したのが確認されたのは初めてで、領海への侵入や危険な行動などはなかった。防衛省が警戒と監視を続けている。
気象情報を伝えた。
野球界の発展に大きな功績を残した人をたたえる野球殿堂入りの新たな候補者に、オリックスなどで活躍したイチローさんらが加わった。イチローさんは、引退から5年以上経過した人が対象となるプレーヤー表彰の候補者に加わった。オリックスで1994年にプロ野球史上初のシーズン200本安打を達成すると7年連続で首位打者を獲得。2001年には、大リーグ・マリナーズで新人王とMVP最優秀選手を同時に受賞したほか、10年連続でシーズン200本安打をマークし、今も破られていない262本のシーズン最多安打記録を打ち立てた。イチローさんはことし米国野球殿堂入りの候補者にも選ばれている。巨人・阿部慎之助監督も新たに候補に加わった。現役時代は首位打者と打点王のタイトルを獲得し、ホームランはプロ通算406本をマーク。巨人の中心選手として19年間プレーし、キャッチャーとしてもゴールデングラブ賞を4回受賞。強打のキャッチャーとして活躍。監督やコーチを務めた人などが対象のエキスパート表彰の候補には、去年阪神で2回目のリーグ優勝と38年ぶりの日本一に導いた岡田彰布らが新たに加わった。野球殿堂入りは来年1月16日に発表される。
巨人・岡本和真選手が推定年俸5億4000万円で契約を更改。今シーズンは全試合で4番を務め、ホームランと打点はいずれもリーグ2位。4年ぶりのリーグ優勝に大きく貢献。さらに将来的な大リーグ挑戦への意欲も示した。岡本選手は「憧れていた場所でもある。しっかり頑張りたい」と語った。
西武のキャプテン・源田壮亮選手は、5年契約の3年目となる来シーズンを年俸3億円で更改。8年目のシーズンはキャプテンとして全試合に出場するも、チームは極度の打撃不振で、歴史的な低迷をたどり最下位に終わった。巻き返しへ、期待したのは若い選手の奮起だった。源田選手は「(来季の目標は)チームの優勝だけ。個人的にも貢献できたと思えるシーズンにしたい」と語った。
フランスで5日から始まるフィギュアスケートのグランプリファイナル。グランプリシリーズ6大会・米国大会、カナダ大会、フランス大会、NHK杯、フィンランド大会、中国大会で表彰台に上がった女子シングルの選手18人のうち13人が日本選手。シリーズ上位6人が進出するファイナルには5人・坂本花織、樋口新葉、吉田陽菜、千葉百音、松生理乃が出場。五輪のプレシーズンとなる今シーズンの日本勢の活躍、ファイナルの展望について、ソチ五輪出場・町田樹さん(国学院大学准教授)に聞いた。町田さんは「日本勢が表彰台独占なるか期待できるファイナル」と語った。けがを乗り越えて出場。23歳・樋口選手は、北京五輪団体での日本初のメダル獲得に貢献。その後、右足を疲労骨折してリンクを離れ、ファイナルの舞台に立つのは7年ぶり。初出場の20歳・松生選手。4年前のNHK杯で3位に入り注目されたが、その後けがもあり、安定した成績が残せなかった。今シーズンは本来のジャンプを取り戻していると町田さんはいう。