境港市出身の水木しげるさんの漫画「ゲゲゲの鬼太郎」にあやかって名付けられた大玉の柿「輝太郎」の出来栄えを確かめる査定会が、北栄町で開かれた。鳥取県と国が協力して開発した柿「輝太郎」は、比較的早い時期に収穫でき、大玉で高い糖度が特徴。会場では、JAの担当者や生産者などが実の大きさや糖度を測ったり、実の色づきや傷の有無を確認したりしていた。JA全農とっとりによると、ことしはおおむね平年並みの大きさに生育しているということだが、猛暑で表面が日焼けしたり、カメムシの被害を受けたりした柿もあり、出荷量は去年より1割減る見込みだという。「輝太郎」は今月30日から関西・中四国などに、約200トンが出荷され、販売額は1億2800万円を見込んでいるという。