石川県・七尾市の和倉温泉から中継。地震から4週間がたったが爪痕はまだ残っている。七尾市と穴水町の間にはのと鉄道が走っていて通勤・通学の足として地域を支えてきた。しかし地震の影響で土砂が流れ込んだり線路が歪んだりするなどの被害を受け全線で運休が続いている。そのためのと鉄道は今日から代行バスの運転を始めた午前6時半頃、能登中島駅の停留所には久しぶりに学び舎へと向かう高校生の姿があった。約40分後、4台のバスに分かれて100人近くが乗った利用者が終点の七尾駅に到着した。交通の便が戻ってきて助かるなど安堵の声が地域の人からは聞かれた。らだその一方で和倉温泉では復旧作業が足踏み状態となっている。多くの旅館では現在建物の状態を調べていて、この診断だけで1カ月以上かかるという。和倉温泉には22の宿泊施設があるが、全てで営業再開の見通しがたっていない。観光客の減少という問題だけでなく、働く人の職の確保も大きな課題となっている。被災地では4週間がたつきょうも懸命の捜索活動が続いている。未だに安否がわからない人は昨日の時点で輪島市と珠洲市で合わせて19人いて、死者は236人となっている。