能登半島地震で大規模な火災が起きた石川県輪島市の朝市通りで建物の解体などの費用を行政が負担して行う公費解体が始まって2週間がたつ中、解体の申請が増えているということで、市は作業を急ぎ早期の復旧復興を目指したいとしている。朝市通り。厳しい暑さとなる中、作業員の方々は適宜休憩を取りながら解体作業を進めている。輪島市の朝市通り周辺では大規模な火災などで被災したおよそ280棟の建物のうち公費解体の申請があった100棟余りを対象として今月5日に作業が始まった。市によると、新たにおよそ50棟について公費解体の申請があり、対象の建物は当初のおよそ1.5倍の160棟余りに増えたということだ。市はまだ申請のない建物について早めの申請を呼びかけるとともに解体作業を急ぎ早期の復旧復興を目指すことにしている。