- 出演者
- 中山果奈
オープニング映像。
将棋の八大タイトルの1つ叡王戦の最終局が甲府市で始まった。藤井聡太八冠が4連覇でタイトル独占を維持するか、挑戦者で同い年の伊藤匠七段が初めてタイトルを獲得するか、対局の行方が注目される。第5局は甲府市のホテルで行われ、伊藤七段が先に対局室に入り、続いて藤井八冠が入室して盤の前に座った。叡王戦五番勝負はここまで藤井八冠と伊藤七段がともに2勝し、決着は最終局の第5局に持ち込まれた。先手は藤井八冠になり、午前9時、対局が始まった。藤井八冠はお茶を一口含んだあと飛車先の歩を突き、続いて伊藤七段も同様に歩を動かして応じた。藤井八冠は去年、史上初めて八大タイトルを独占。4連覇がかかる今回の叡王戦では先に2勝され、角番に追い込まれたが、後がない状況で臨んだ第4局に勝利し決着を最終局に持ち込んだ。一方、伊藤七段は去年の竜王戦、ことしの棋王戦で藤井八冠に挑戦したが、いずれも敗れていて3度目の挑戦で初めてのタイトル獲得を目指す。最終局の勝敗は今夜決まる見通し。
能登半島地震で大規模な火災が起きた石川県輪島市の朝市通りで建物の解体などの費用を行政が負担して行う公費解体が始まって2週間がたつ中、解体の申請が増えているということで、市は作業を急ぎ早期の復旧復興を目指したいとしている。朝市通り。厳しい暑さとなる中、作業員の方々は適宜休憩を取りながら解体作業を進めている。輪島市の朝市通り周辺では大規模な火災などで被災したおよそ280棟の建物のうち公費解体の申請があった100棟余りを対象として今月5日に作業が始まった。市によると、新たにおよそ50棟について公費解体の申請があり、対象の建物は当初のおよそ1.5倍の160棟余りに増えたということだ。市はまだ申請のない建物について早めの申請を呼びかけるとともに解体作業を急ぎ早期の復旧復興を目指すことにしている。