和倉温泉で最も歴史がある旅館「ゆけむりの宿 美湾荘」から中継。地震で建物が損壊し休業が続いていたが、およそ2か月前に営業を再開した。かつては8階建ての建物があったが、3棟並んで建っていた建物のうち、被害の一番大きかった中央の1棟が解体されてさら地が広がっている。また地震によって、およそ3.5キロの護岸に倒壊などの被害が出た。現在、工事が進められており、美湾荘前の護岸は8日前に完成したばかりだという。この護岸再建のために海の上に作られた仮設道路は岩などが積み上げられて、その上に鉄板が敷かれている。護岸のすぐそばに旅館が建っているために、陸から護岸工事を行うと、旅館の解体や再建工事が止まってしまうため、海の上に仮設道路を作ることで海側から旅館側の護岸工事、そして陸側から旅館の再建工事と同時並行で進められるようになった。美湾荘では来年10月に完全な形での営業再開を目指している。藤井貴彦は「窓から眺める七尾湾はね、すばらしく絶景。ただ、建物の中のエレベーターには工事関係者向けへの張り紙がしてあったり、動線がやっぱりまだ今までの美湾荘じゃないところがたくさん残っている。ただ、おかみさんのホスピタリティーは震災前も震災あとも全然変わらないし、大変だよって言いながらも、笑顔でいるという、あれがやっぱり宿泊客にとっては安心ですし、おもてなしにつながっている。いつか高校生たちがまたサッカーの大会を開けるようになって、七尾湾をみんなで見ながら食事ができるような、そんな日が来るのが待ち遠しい」とコメントした。またおかみさんは「和倉のおもてなしは長年培ってきた精神、チームワークが作り上げてきたものだからこそ、全面再開までは、雇用を守りたい」と話していたという。ただ12月で国の助成金が切れて、人件費が毎月2000万円近く支払っていかないといけない状況。地元の観光協会によると、美湾荘をはじめとした和倉温泉すべての旅館の営業再開は2028年3月を目標としているという。
住所: 石川県輪島市河井町1-115
