輪島塗箸職人の鮓井辰也さんは「自身から1年経ったなどの感覚はない。地震直後の感情がそのまま残っている」などと話した。キャンベルさんは能登の伝統産業の現状について被災した人から聞き取り調査を行っているとのこと。キャンベルさんは「構築された支援制度の時間の流れが能登の人々が感じる時間に追いついていないように思える。もっと個々の現状に寄り添った細やかな体制を構築すべき」などと話した。集落の存続については「街が復旧して経済が回って初めて集落の活路が開ける。来年の動きに注目したい」などと話した。そして今後必要なことについて「戦争や災害で苦労している人の声を聞き取り、アーカイブとして残して活用していくことが大事」などと話した。