日体大3、4年時に全日本選手権で優勝、2年連続でアマチュア横綱に輝き、幕下付け出しデビュー後も記録を更新する新小結・大の里関(つくば市・二所ノ関)が、大相撲夏場所で初優勝。押しも四つもとる二刀流の万能型で、新入幕から7場所での初優勝は史上最速。今場所は12勝3敗。照ノ富士、霧島、琴桜にも土をつけた。なお、大の里の新入幕から3場所の合計勝利数は34勝。昭和の大横綱・大鵬は30勝、歴代最多優勝の白鵬は31勝。おもなエピソードに、初めてもらった懸賞金を父親にプレゼントした、恩師の妻との約束もあっていつか牛1頭買えるようになりたい、春場所での11勝時に「惜しかったね」「あとちょっとだった」と100回くらい言われてすごく悔しい気持ちになった、などがある。