大西さんが働き始めて8時間。バッグに大量の食品を入れていた男性のTDS検査を実施し、非探知だった。大西さんは、価格の高騰で金の密輸が増えていると話した。香港などは金を購入しても非課税なため、様々な方法で密輸しようとする事例がある。夕方6時半、南米から入国した男性から不正薬物を探知した。第2検査上で荷物を隅々までチェックし、不正薬物を所持していないと判断し入国を許可した。TDSは不正薬物を使用した人の近くを通っただけでも反応する。手荷物受取所では犬の嗅覚を頼りに持ち込み禁止の食品を探知する動植物検疫を行っていた。キャリア5年目の探知犬・百合が探知した荷物を調べると、インドネシアの大豆発酵食品テンペが入っていた。熱処理済みのため持ち込みOKだったが、肉製品の持ち込みは禁じられている。悪質な場合300万円以下の罰金又は3年以下の拘禁刑が科せられることもある。探知犬は入国者が韓国の空港で買ったという餃子の肉も探知した。フルーツも病害虫が付着している可能性があるため持ち込み禁止。回収した食品は空港内の焼却施設で完全処理される。空港では麻薬探知犬も活躍。ハンドラーが常に声を掛けることでやる気と集中力をアップさせている。訓練中は麻薬のニオイが付いたダミーで遊び、次第にダミーのニオイを嗅ぐと遊んでもらえると学習して積極的に不正薬物のニオイを探すようになる。
