日本の食問題、1つ目は”輸入品頼み”。日本の食料自給率は38%。62%が輸入品頼みとなっている。日本人が多く食べている豚肉も51%が輸入に頼っていて、輸入の豚肉は円安の影響などから高騰し続けている。国産豚の相場も値上がりを続けている。千葉県旭市の芳野農場ではサツマイモを食べて育つ”いも豚”を生産している。国産豚の値上がりは、豚のえさ自体が輸入品頼みで、世界情勢による穀物相場の高騰や円安の影響でえさ代が高騰したことで起こっているという。生産コストの約60%をえさ代が占める養豚業ではえさ代高騰は大きなダメージ。この窮状を乗り切るために、養豚業界で積み立てた基金を取り崩してやっと回避しているというのが実情だという。支援がなければ赤字となり、現状国産豚の価格高騰は不可避だそう。家畜が食べる餌野良は莫大で、餌の全てをを国産にすることはできないという。