ことしの新米は例年並みの収穫量が見込め、品薄はしだいに解消されていきそう。農林水産省によると、大雨被害を受けた一部の地域を除くとおおむね生育は順調。すでに九州などでは早場米の出荷が始まっていて、来月以降になれば新潟県や東北など主要な産地の新米が本格的に出回るので、スーパーなどでの品薄もしだいに解消していく見込み。価格はどうなりそうか。農協が米農家に支払う概算金と呼ばれる前払い金がある。これが足元の品薄や生産コストの上昇などによって去年より1割から3割増額されている。こうしたことも影響して新米の販売価格も例年よりいくぶん高くなると見られている。今、近づいている台風による収穫への影響も気になるところ。大きな被害が出ないことを願いたい。