日本が米の自給を達成したのは1967年。当時は国が米を管理。余るようになってからは生産調整の取り組みがスタート。これは受給が予想外に変わればバランスが崩れやすく、今年のそれもその一例。米が不足していた頃と違い、現代では「米が足りたあと」についてどうするかの未来像が策定しづらい状況。人口減少により食料安保上必要な農地面積は減っていくことため、それで余った農地をどう扱うかなどを議論することが求められる。
日本人の米消費量が減り始めたのは1923年のこと。当時の時点で「米が足りるようになれば輸出しよう」という国民的合意ができていれば、日本は米の輸出大国になっていたかもしれない。当時は人口増加で需要が高まっていたことなどから議論にはならず。実際、日本は米の自給を達成したあとも対策を打ち出さず。この反省を活かし、今後出現すると見込まれる「余った農地」の扱いについて議論することが求められる。
日本人の米消費量が減り始めたのは1923年のこと。当時の時点で「米が足りるようになれば輸出しよう」という国民的合意ができていれば、日本は米の輸出大国になっていたかもしれない。当時は人口増加で需要が高まっていたことなどから議論にはならず。実際、日本は米の自給を達成したあとも対策を打ち出さず。この反省を活かし、今後出現すると見込まれる「余った農地」の扱いについて議論することが求められる。