政府による21万tの備蓄米の放出で米の価格は安くなるのか。3月中旬ごろに卸売業者に米が届き、店頭に並ぶのは3月下旬の予定。初回放出量は15万t。卸売業者からは「21万tはインパクトのある数字。市場に出てくれば価格は下がる」との見方がある一方「高値で仕入れた在庫があるためすぐに元には戻らない」との見方も。備蓄米には“備蓄米”という表示はなく見た目は一般販売のものと変わらない。年数が古ければ備蓄米の可能性も。初回の15万tのうち10万tは令和6年産、5万tは令和5年産。今回の放出では売り渡し先に隔週で数量と金額、販売状況を農水省に報告するよう義務付ける。今後に関し農水省は円滑な流通に効果がなかった場合、21万tを超えてでも放出するとしている。