江藤農林水産相は政府の備蓄米を追加で放出するかどうかについて、あすから入札が行われる2回目の放出後の状況を見極めたうえで検討を進める考えを示した。農林水産省は計21万トンの備蓄米の放出を行うことにしていて、1回目の入札分は今週以降店頭に並ぶ見通しのほか、2回目の入札もあすから行われる予定。江藤農林水産相は閣議の後の会見で、備蓄米を追加で放出するかどうかについて、「2回目の放出の状況も見た上で3回目は考える。政策効果を見極めるまでは放出の方針は変えるつもりはない」として、放出の効果があらわれなければ追加放出も検討する考えを改めて示した。そのうえで備蓄米を落札した業者に対して、農林水産省に流通状況を報告することを義務づけている、3回目を行うのであれば状況を確認しながら量、タイミングをつめていきたいと述べ、あすから行われる2回目放出後の状況を見極めたうえで検討を進める考えを示した。