備蓄米の放出から約1か月半が経ち、きょう農水省が備蓄米の流通状況を公表した。3月に放出した備蓄米は約21万トンで、今月13日までの4週間で集荷業者に引き渡された量は約13万8000トンで約65%ほど。卸売業者などには約2万トンで9%ほどで、小売業者には約3005トンとわずか1.4%ほどに留まっていて、備蓄米が十分に行き渡っていないことが明らかになっている。横浜市のスーパーでは、あすから販売しているコメの価格が初めて5000円を突破してしまうという。備蓄米の流通が増えないワケについて政府は、運搬するためのトラックが不足していることや精米に時間がかかることなどを理由に挙げている。専門家は値下がりが見込まれる時期について、5月下旬から6月の頭にかけて全体として5キロで4000円を切るくらいが1つの目安になるという。