農林水産省は昨日、備蓄米の売り渡し先の対象を中食・給食事業者にも拡大して申請の受付を始めた。販売期限は新米が出始める前の8月末とのこと。今月11日から大手小売業者や街の米店も対象に申請を受け付けている随意契約による第3弾の備蓄米放出。しかし売り渡しが確定している備蓄米は約3万3000トンと上限12万トンに届いていない。「すき家」などを運営するゼンショーホールディングスは売り切る約束の8月までに使うお米は確保できているとして購入申請はせず、埼玉・川越市の「二代目蝦夷」も人気メニューの値上げを既に行っていることから備蓄米への切り替えはしないとのこと。こうした中でセブン-イレブンは昨日、中食用として3000トン分の申請を行った。受理されれば来月下旬から弁当で使用される見通し。またファミリーマートは700トン、ローソンも500トンを弁当用などとして申請を終えたとしている。