40代の女性はおととしの夏、購入したコメを自宅で保管していたところ小さな黒い虫が大量に発生したという。これはコクゾウムシ。コクゾウムシの成虫は黒い色をしていて、コメの中から食べて外に出てくる虫。コクゾウムシは大きさ3ミリほどでコメの中に卵を産み付け1か月ほどで成虫になる。春先から活動をはじめ、夏にかけて数を増やす。市販のコメは色を判別する機械でコクゾウムシは取り除かれるが、コメと色が似ている幼虫や卵がまれに混入していることがあるという。さらに、ノシメマダラメイガが侵入していることが屋内でも起こりえるという。匂いを頼りに袋や容器の隙間から中に入ってくる。虫の発生を抑えるには温度が重要。なるべく10度未満の低温で保管することで虫の発生を抑えることができる。密閉し冷蔵庫で保存するのが家庭でできる方法。
住所: 茨城県つくば市観音台3-1-1
URL: http://www.naro.affrc.go.jp/
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