「コメは買ったことがない」発言で事実上更迭となった江藤前農水相の後任として、石破総理は、小泉進次郎元環境相を指名。小泉氏は、自らをコメ担当大臣だと称し、普段どれくらいコメを買うか聞かれ、いろんなお米を買う、時短のためにパックご飯を買うこともあるなどと話した。2015年には、自民党の農林部会長を務めていた小泉氏。3月に落札された備蓄米のうち小売業者に届いたのは7%。コメの平均価格は去年の約2倍の水準で高止まりしている。田崎史郎は、小泉氏は農林行政に精通し、石破総理との信頼関係もあるなどとした。野党からは、小泉氏が取り組んだ農協改革の手腕を疑問視する声も。きのうの党首討論で、石破総理は、コメは5kg3000円台でなければならないとし、下がらなければ責任を取っていかなければならないなどとした。石破総理は、小泉大臣に対し、備蓄米の売り渡しについて、現在の競争入札ではなくl,随意契約の活用を検討するよう指示した。随意契約では、あらかじめ任意で業者を決定するため、価格を吊り上げて争う必要がない。小泉大臣は会見で、随意契約の詳細を詰めるため、来週予定していた4回目の備蓄米の入札をいったん中止すると明らかにした。