今後のコメの価格について。コメの平均価格は前週から195円増えて3737円。新米の価格がどうなるのか、専門家に試算を出してもらった。大規模農家を営む徳本さんは5キロで4000~5000円台前半と予想。「高温障害があればさらに上がる」と見ているとのこと。精米店を営む小池さんは暑さから収穫量が減っている実感があるとして3800円~6000円と予想した。スーパーの八木店長は4000~4500円と予想。東京大学の鈴木教授は生産者が設定している価格が既に高騰しているとして4000円は超えると試算している。経済評論家の加谷さんは「増産の可能性が高いため価格は下がるはずだが、猛暑で生育が読みにくい」として3000円台後半と予想した。星浩氏は「政府が対応すべきは、もうそれほど下げられないので、低所得の人に対する給付金や減税などをやらなければいけない。残念ながら国会は夏休みが続いている。その辺の動きが鈍いのがきになる」などとコメントした。一方農家も対策を打っている。柏染谷農場では「再生二期作」に取り組んでいるという。「再生二期作」とは収穫後、同じ株からニ回目の収穫をするというもの。トゥリーアンドノーフでは田んぼを集約したり、乾いた田んぼに直接田植えをする乾田直播、AIの活用などを行っているという。