子どもや若者が家族の世話や介護などをするヤングケアラーについて、政府は支援の対象として法律に明記するため、来年の通常国会での法改正を目指していることがわかった。ヤングケアラーをめぐっては、家族の介護や世話に追われ、学業や友人関係などに影響が出てしまうことが問題視されている。そのため、支援団体などが法整備を求めている。政府はヤングケアラーについて、家族の介護やその他日常生活上の世話を過度に行っていると認められる子ども・若者と法律に明記。国や自治体からの支援対象に加える方針を固めた。家事や家族の世話は子どもの期間にとどまらずオトナになっても続くことから子ども・若者育成支援推進法の改正案を来年の通常国会に提出する方針。