来年2025年に放送100年を迎え、元NHKアナウンサー・大山ツヤ子さんにインタビュー。大山さんは1925年に東京で生まれた。17歳の時、明治大学・女子部法科に入学。「虎に翼」のモデルも通った大学。女で一つで育ててくれた母親をみて、私も早く自立したいと考え弁護士を目指す。しかし太平洋戦争が勃発し大学は授業もままならなくなった。そんな時大山さんはアナウンサーの求人を見つける。そして19歳の時に日本放送協会に合格。当時、ニュースは男性アナウンサーが読むもので、女性は子ども番組など限られた仕事しかなかった。まもなく、原子爆弾が投下され、その後戦争終了のニュース・玉音放送が流れた。玉音放送は和田信賢さんが務めることになり、大山さんは「どんなふうにやるのかしら」と放送が始まる時にスタジオの副調整室に入りのぞきこんだという。先輩の放送をみて、大山さんは戦争が終わったことを実感したという。