山田さんのドル円予想レンジは147.00円~149.00円。山田さんは「FOMC前までは動きは限定的だが今夜FOMCがあるので年末、24年末のドットがどこにいくか注目。アメリカの指標が強いのでハト派化することはないと思う」などと述べた。きょうのポイントは「この円安水準でもまだキャリートレード?」。山田さんは「まだ円安は続くと思う。140円を超えて、145円を超えて円を売るのはちょっとリスク高いんじゃないかというフィードバックを受ける。インバウンド急増とか経常収支の回復はあるのでここから円高に切り返す可能性もあるがまだキャリーが強いとみている。経常収支だけを見ると黒字が回復している。ただ直接投資が対外投資を上回っている。19兆円の赤字で経常黒字を相殺。基礎収支は円安になっても黒字化してない。この黒字化していないので円安になっている。黒字化していないのは人口動態が大きい。少子高齢化で労働力不足が予想されるのと国内市場の拡大も難しいと思うので成長余地が限定的。日銀の利上げ期待は高まっているが1%におよばない、無理に上げると財政問題が出てくる。円安是正には米国の利下げを待つしかない」などと述べた。