注目が集まるFOMCの利下げ幅が最大の関心事。吉川さんは「0.25か0.5で割れている。米国のデータはそんなに悪いわけではない。11月に大統領選挙を控え、0.25%なのでは。現在の米国政策金利は5.25~5.5のレンジ。米国の景気にとってちょうどいい金利水準。FRBはインフラが収まってきたので景気が悪くなりすぎないようリスクを管理しようとしている。どのくらい早く中立まで金利を下げるかが問われている。0.5の下げだと下振れるリスクを大きめに見ている。0.25ではゆっくりでも大丈夫と思っているので、市場心理に影響してくるのでは」と話し、0.25の場合について「FRBが景気が急に悪くなるリスクは小さいとみているとの見方は可能。マーケットはセクター的にパフォーマンスは変わるだろう」とした。藤代さんは「今回は利上げの方針を再確認する場になるのではないかと思う。7月31日の総裁会見でその後の世界同時株安のきっかけになってしまったというのは否定しようのない事実なので今回はとにかく波風を立てないように終えたい、これが本音だと思う。もう一つの注目は為替の認識」などと話した。