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「FOMC」 のテレビ露出情報

東京大学・渡辺努教授の解説。テーマは「日銀の機会主義」。機会主義は一定の原理原則によって行動するより状況の変化により行動するということ。渡辺教授は「やりたいことがあるのにそれを自らの力で実現しようとしない、誰かがやってくれるのを待つとこういうのが機会主義。日銀はもちろん賃金が上がってほしいと本音があるが、緩和をして自分の力で実現するかというとそれはしない。まさに他力本願。日銀が最初の利上げしたのは3月19日で直接のきっかけは春闘で賃上げが良かったということだったが興味深いのはタイミング。連合が最初の集計結果を出したのが3月15日、その4日後に利上げということなので、かなり連動した形で起きた。視点を変えて連合の立場から見ると一生懸命頑張って賃上げが実現、するとそれに間髪を入れずに利上げ。勝ち取った賃上げの一部が帳消しになる。不満が連合にもある。日銀としてはもっと上がらないといけない。低すぎるという認識だったのかもしれない。本来なら金利を下げるなどして賃上げを実現するべきだった。植田総裁に変わりそういう傾向が強い。何もしなかった理由は10年間の異次元緩和の効果は限定的、副作用も大きい。世間の風当たりもきつい。こういう中で何もしないというのは仕方がない。”何もしない”が立派な戦略でひたすら僥倖の訪れを待つ。1989年12月のFOMCで高インフレをめぐる議論が行われた。利上げすれば失業が増える。何もせず待てばよい。待っているうちに不況がくる。不況でインフレ率は下がる余分なコストなくインフレ率を引き下げることができるとの議論が起きた。”何もせず待てばよい”への反論。インフレ率5%は高すぎる2%まで引き下げたいけど失業コストを払うのはいや。機会主義で何もしない。インフレ率は5%でちょうどいいと考えていても何もしない。市場は議長の本音が分からず信認が揺らぐ。日銀の本音というのがどこにあるのかと賃金をどうしたいのかというのが見えなくなってきているというのが最大の問題。機会主義的に行動するのはやむを得ない。理想的な姿は利上げをするのであれば本音は賃上げというところを丁寧に伝える。コミュニケーションが求められる。やっていることと言っていることが違う時には丁寧なコミュニケーションが必要」などと述べた。

他にもこんな番組で紹介されています…

2025年3月21日放送 5:45 - 7:05 テレビ東京
モーサテきょうのマーケット
三井住友信託銀行・山下さんはきょうのドル円予想レンジを148.40円~149.20円とし、「19日のFOMCでは市場予想通り政策金利が据え置かれた一方、経済見通しではGDP予想が引き下げられ、量的引き締めのペース減速も決定されたことでハト的な印象を市場に与え、米金利低下・ドル安が進行した。また、本日は中古住宅販売など慎重な米経済市場を確認したことを背景に、ド[…続きを読む]

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