9月のFOMC議事要旨が公表されたことについて、市川さんは「今回は0.5%の大幅利下げ決定に至る議論が焦点にあると思います。議事要旨では、インフレの上振れリスクは後退した一方で、雇用の下振れリスクが高まったと判断され、予防的大幅利下げを決定したことが確認できました。0.5%の利下げは、金融緩和のペースを速めるシグナルではなく、パウエル議長が記者会見でも触れましたが、今後の利下げペースはデータ次第で会合ごとに決めていく方針が示されました。発表される経済指標の強弱で金利、為替や株が大きく動くことになりそうです」などと話した。